171120【3時間目から学校をサボって家に帰ったときに思うこと】

月曜日から寝坊した。

 

朝からルームメイトと話したくないなあと思って時間をずらして登校したらさらに遅れた。

 

挙げ句の果てに違う友達とバスの中で偶然会って、結局

『音楽を聴きながら登校する』というあたしの希望は絶たれた。

 

『音楽を聴きながら登校したかった』のには理由がある。

 

 

私の場合、大体の嫌な出来事は、音楽を聴くことによって解消される節があるからだ。

 

安易だなあと思う。

けど、音楽に乗せることで自分の感情にちょっと客観的になれるのだ。

 

客観的になると、案外物事はポジティブに考えられるし、

理想の自分でいようとした結果『頑張ろう』という結論に至りやすい。

 

 

物事は、大体気持ち次第だ。

でもその気持ちをコントロールするのが難しい。

 

今日もそうだった。

 

 

「頑張れない日」だった。

 

 

学校に着いてから1時間目、2時間目を集中できないまま過ごし、絶望的に

『英語を勉強する意味』とか

『こんなにハイレベルなクラスは私には向いてないんじゃないか』とか

TOEICを受けた方がいいか』とか

現実と将来との狭間らへんを漂うような問題について考えていた。

 

 

 

 

こうなると、もう帰ったほうが効率がいい。

今日は休もう、そのほうが明日からまた頑張れる。

 

とか適当に自分を正当化して気づいたら荷物をまとめてた。

 

 

 

 

駅で、朝会った友達からのLINEに

「i'll go home.」と返信する。

 

すぐに

「what's up?  are you sick?」との返信が来る。

 

違うんだ、具合が悪いわけじゃないんだけどなんだかすごく疲れていて、明日から頑張るためにも今日は休もうかなって。

何やってんだろうね、、ちゃんと自分をコントロールしないとだめだね。

 

との趣旨の返信を返すと

 

「yes i think you have to be stronger than before」

 

という言葉が返ってきた。

 

 

そうだ、もっと強くあらなくちゃだめだ。

この言葉が私を強くしてくれる気がする、と思った。

 

苦しい状況にいても、できることをひとつずつ積み上げて、踠いて、

「sink or swim」じゃん、自分。って。

 

 

そうやって今までいろんなことを頑張ってきたし、そう思うことで頑張れてきた。

自分にストイックになることができたし、そうじゃない自分にはすごく失望した。

 

 

 

 

 

でも、それがすごく苦しかった。

 

 

自分が理想とする自分でいないと、許せなかった。

 

 

 

そのピークがバンクーバーに来る前だった。

頑張らなきゃいけないのに頑張れない。そんな自分が許せない、どこまで自分を追い込んだらいいのかわからない。

 

息苦しくて息苦しくて、

 

とにかく自分で自分の首を絞めていた。

 

 

 

こっちに来たらそんな自分をとにかく変えたかったし、

強いのはいい、意志があるのもいい、

でも、なんていうかもっとしなやかに、ナチュラルに生きれるようになりたいって思って来た。

 

 

 

「頑張る」って何?

え、わたし「強く」なりたかったんだっけ??

 

ふいにそんなことを思って、

 

 

最近、英語楽しめてなかったな

負けたくない、とか思い始めてたし

もっと上達しなきゃ、

 

って感じてたことに気づいた。

 

 

 

 

「強くあらなきゃ」って、自分のいろんな気持ちに気づかないふりをしちゃだめだ。

 

もっと自分の声に耳を澄まして自分と向き合わなくちゃだめだ。

 

 

誰かと比べたっていい、

自分の利益しか考えられてなくてもいい、

もともとわたしはそういう人間なんだから。

 

ただ、そういう自分に気づいたら、

そういう自分をちゃんと認めないといけない。

 

自分がどうしてそういう行動をとったのか、

何を考えていたのか、

そういう自分が好きなのか嫌いなのか。

これからどうしたいのか。

 

ちゃんと向き合わないといけない。

 

 

 

 

じゃあ今日学校サボったのは?

こういう自分は好き?嫌い?

 

って言われても、わかんないんだなあ。

 

わたしってそう簡単に物事に白黒つけられるタイプじゃないんだなあ。

 

 

そういう時はそれでもいいんだと思う。

全部に白黒つけなきゃいけないわけじゃない。

 

 

 

 

ただ最近のいろんなことを通してひとつ今思っているのは、

「人に優しい人間になりたい」ということ。

 

「本当の優しさ」で触れられるようになりたいということ。

自分の利益じゃなくて、どんな風に人に見られるかとかじゃなくて、

心の底から「誰かのために」行動できるような人になりたい。

 

残りの期間はそれを本気で意識してやってみたい。

 

 

言葉じゃなくて、顔に、態度に、全てにその人の性格ってにじみ出るものだから。

心の底から優しさを与えられる人になりたい。

 

今は、自分の利益のためにそうなりたいって思ってしまうほどには利己主義な人間だけど

 

自分の周りの人たちや、見知らぬ誰かを幸せにすることを目的に生きれたら、

人生はもっと楽に考えられるんじゃないかなあって今はなんとなく思う。